なにわの怪談師 れんれんの怪談ブログ

オリジナルの怪談や都市伝説、不思議な話を発信していきます。

短編怪談 #146「トンネルで」

これはアキさんという方から聞いた話です。 ある夏のこと。 アキさんは 当時仲の良かった友人たちと 男2人、女2人 アキさん含む計4人で、 肝試しに行ったそうです。 仮に友人たちを タケシさん、ユウタさん、ミナコさん とします。 その場所は 「落ち武者が…

短編怪談 #145「死神を見た相棒」

これは、タナカさんと言う方が体験したと言うお話です。 タナカさんは少しヤンチャなタイプの男性です。 今から10年ほど前のある夏の夜の話、 その当時、タナカさんは10代で、 人生の中で一番荒くれ者だったと 振り返りながら 「俺、昔死神ってやつに遭遇し…

短編怪談 #144 「予知夢」

これは、ミヤタさん(仮) という方から聞いた話です。 ミヤタさんはある時、奇妙な体験をしたそうです。 それは何気ない休みの日のこと。 家で寝ているときに ある夢を見たそうです。 夢の内容は、自宅から数分のところにある 交差点でトラックが事故を起こ…

短編怪談 #143「幽霊の噂」

これはある方から聞いた話。 その方を仮に、キヨタさんとします。 キヨタさんはトラックドライバーを されている方なのですが、 ついこの前、かなり大きな事故をされたようで しばらく入院されていたそうです。 これはその事故のときのお話です。 キヨタさん…

短編怪談#142 「オーラが見える人」

これは、ある方から聞かせていただいたお話です。 その方を仮に 島田さんとします。 島田さんは普段、 ごく普通のサラリーマンとして 日々お仕事に励んでいます。 そんな島田さん、 実は少し変わった所がありまして、 なんでもオーラが見えるのだそうです。 …

短編怪談 #141「雨が降った公園で」

これは マサヒロさん(仮)が体験したという話です。 マサヒロさんは毎朝、仕事前に 近くの公園でランニングをするのが日課だそうで その日もいつものように 朝6時頃に家を出て公園まで向かいました。 前日はあいにくの雨だったので 泥道を避けるため、普段と…

短編怪談#140「オーラが見える人」

これは、ある方から聞かせていただいたお話です。 その方を仮に 島田さんとします。 島田さんは普段、 ごく普通のサラリーマンとして 日々お仕事に励んでいます。 そんな島田さん、 実は少し変わった所がありまして、 なんでもオーラが見えるのだそうです。 …

短編怪談 #139「知らない人」

これは、最近知り合った トキタさんから聞かせてもらったお話です。 トキタさんは以前、病院に勤めていたそうで そこでの体験談を聞かせてくれました。 その病院はかなり古く、 壁の劣化が酷くて封鎖された部屋もあるそうです。 トキタさんは入院患者の担当…

短編怪談 #138「幽霊の噂」

これはある方から聞いた話。 その方を仮に、キヨタさんとします。 キヨタさんはトラックドライバーを されている方なのですが、 ついこの前、かなり大きな事故をされたようで しばらく入院されていたそうです。 これはその事故のときのお話です。 キヨタさん…

短編怪談 #137「アイツらが」

これは、ある人から聞いたお話です。 その方を仮に村田さんとします。 村田さんは学生時代に体験したという 自身のお話を聞かせてくれました。 ある日、学生のノリで 同級生と心霊動画を撮ろうと言うことになり 近くの山にある、心霊スポットと噂される 小屋…

短編怪談 #136「押し入れの中から」

これは、先日あるお店で知り合った ひとりのおじさんから聞かせてもらった話です。 そのおじさんが数年前に体験した話。 仮に田中さんとします。 田中さんは家族4人で暮らしているらしいのですが 時々、仕事の出張で地方へ数日間、 長い時だと2週間ほど滞在…

短編怪談 #135「笑う女」

これは、僕の知り合いの 「田中さん」から聞いた話です。 田中さんは大阪で サラリーマンをしている方なのですが ある日の仕事帰りに奇妙な体験をしたと言います。 数年前のこと、 いつものように仕事を終え、 電車に乗って帰っているときでした。 どこから…

短編怪談#134 「知らない人」

これは、最近知り合った トキタさんから聞かせてもらったお話です。 トキタさんは以前、病院に勤めていたそうで そこでの体験談を聞かせてくれました。 その病院はかなり古く、 壁の劣化が酷くて封鎖された部屋もあるそうです。 トキタさんは入院患者の担当…

短編怪談#133「病院の隣の公園」

これは、数年前に友人から聞いた話。 その友人は関西に住んでいるのですが、 あるとき実家の家族と一緒に 東京へ遊びに行ったそうです。 東京行きの新幹線は夕方に着く予定でしたが 列車の不具合か何かで遅れが出て 結局、着いたのは夜の22時頃だったそうで…

短編怪談 #132「お母さん?」

これは、知り合いが教えてくれた ちょっと奇妙な体験談です。 その方を仮に田村くんとします。 田村くんは実家暮らしの学生。 これといって 霊感があるとか、そういった類いに 敏感だなんて話は 今まで聞いたことはなかったんですが つい先日、奇妙な体験を…

短編怪談 #131 「引越し先のアパート」

これはある方から聞いたお話です。 その方を仮にタダシさんとします。 タダシさんは地方に住む ごく普通のサラリーマンです。 元々、幽霊の声が聞こえたり、 見えたりするような体質ではなかったそうですが 最近、怖い体験をしたと言います。 数年前、小さな…

短編怪談 #130「見えない敵」

小さい子って よく「見えない敵」と戦ったりしますよね。 男の子が多い気がしますけど 女の子も似たような感じで おままごとをしたことが ある人は少なくない気がします。 子どもの想像力というのは 本当に豊かで まるで本当にそこに誰かがいるような そんな…

短編怪談 #129「母さん?」

これは、知り合いが教えてくれた ちょっと奇妙な体験談です。 その方を仮に田村くんとします。 田村くんは実家暮らしの19歳学生。 これといって 霊感があるとか、そういった類いに 敏感だなんて話は 今まで聞いたことはなかったんですが つい先日、奇妙な体…

短編怪談 #128「独り言」

これは霊感の強い ゆーたろーくんが今年の4月中頃に体験したというお話です。 僕は「なにわの怪談らじお聞いてみん怪」という ラジオ番組のパーソナリティをしているのですが そこにゆーたろーくんもちょくちょく出てくれるんですね。 最後にゆーたろーくん…

短編怪談 #127「カメラに写った人」

これは、友達の 佐々木(仮)から聞いた話です。 友人はカメラが趣味で、週末にはいつも カメラを片手にあちらこちらへ 写真を撮りに行っていました。 そんな友人は少し前から何故か 「廃墟」に魅せられ、 地方の廃墟へ行っては忍び込み、 中を徘徊して パシ…

短編怪談#126「友人の部屋は?」

これは、僕の知り合いの 武田さんが体験したという話です。 彼は数年前のある日、 当時仲の良かった友人と 家飲みをする約束をしました。 その友人は マンションに住んでいたので 武田さんは仕事終わりに そこへ向かったそうです。 「えっと…〇〇マンション…

短編怪談#125「釣り中に」

これは、知り合いの 修作さん(仮名)から聞いた話です。 修作さんは数年前に友人と行った 釣りの際に奇妙な体験をしたらしいのです。 当時、二人は夜釣りにハマっていて 夜中の2時頃から釣りを開始するのが 日課になっていました。 その日も修作さんと友人…

短編怪談#124「木の枝」

知り合いの梅木さん(仮)が体験したお話。 梅木さんは毎朝電車で20分ほどかけて 通勤しているサラリーマンです。 あるとき、いつものように 電車に乗って通勤していると 目の前のシートに 小さな木の枝が落ちていることに 気づいたそうです。 梅木さんは特…

短編怪談 #123「元彼女」

これは霊感の強い ゆーたろーくんから聞いた話です。 数年前、彼には4歳年上の彼女がいたそうです。 あまり 深い事情は教えてくれませんでしたが 彼自身、当時の彼女のことが 正直あんまり好きじゃなかったらしいのです。 なので、 タイミングさえあれば別れ…

短編怪談#122「京都の旅館から」

これは霊感の強い ゆーたろーくんから聞いた話です。 ゆーたろーくんはある日、 Mくんという友人と 京都に1泊旅行に行こうと言う話になったそうです。 その話はすぐに進み、 数日後に行くことが決定しました。 当日、仕事終わりに 2人は合流し、ゆーたろーく…

短編怪談#121「さっちゃん」

これは市内で小さな居酒屋を営む 知り合いから聞いた話です。 その店は古い建物でかなり狭く 場所もひとけの無いところなので いつも常連ばかりです。 まぁ逆に言えば、 それだけ繋がりが強いということで、 今回のようなコロナ騒動の際には いろいろな方が …

短編怪談 #120「エスカレーター」

これは、友達の 三木(仮)から聞いた話です。 ある日のこと、三木は 朝から仕事の用事で 普段はあまり乗らない電車に乗り 大阪の端の方まで足を運びました。 出先の最寄駅は 少し高さのある駅で ホームから見える 街並みがとても綺麗だったそうです。 出先…

短編怪談 #119 「夢で見た廃墟」

これは、僕の後輩が体験したという 不気味なお話です。 その後輩は、 「心霊現象が起こる」という、 マニアの間ではちょっと有名な 喫茶店で働いています。 店内ではラップ音が鳴るなんてのは 日常茶飯事で、その他にも 肩を叩かれて振り返ると誰もいなかっ…

短編怪談 #118 「公園の女の子」

これは、数年前に ある居酒屋で知り合った 木田さんから聞いた話です。 その人がまだ子供だった頃 近所によく行く公園があったそうで 母とはほぼ毎日、 週末には父親も連れて よく行っていたそうです。 遊具の種類が多く、 運動器具もあったので 父親とは、…

短編怪談 #117「赤い傘」

これは、友人の鈴木(仮)が 数年前に体験したという話です。 その日は雨でした。 会社員の鈴木は残業を終えて 帰宅しようと会社の出口に向かいました。 「あーあ、もう11時かぁ、腹減ったな。 早く帰って飯食おう。」 そうぼやきながら出口のドアに近づくと…